SEIAN ARTS ATTENTION 17
「共食-Eating Together-」オープニングイベント
2024年10月19日[土]
14:00—16:00(ギャラリーツアー)
16:00—18:30(レセプション)
今年のセイアンアーツアテンションでは、「食とコミュニティ」をテーマに据えて「共食(きょうしょく)-Eating Together-」と題した展覧会を開催します。
本展では、多様化する社会の中で「持続的な循環」に重点を置きながら新しい可能性を模索する食の在り方に着目し、作品を通じて食とコミュニティの関わりを考察していきます。
古来より、伝統的な祭礼には直会(なおらい)という村落共同体にとって大変重要な儀式が行われてきました。これは、「神人共食」すなわち、神様に捧げた神饌(お供物)を神の元に集まる人々が共に食し、共同体の結束を強めるという意味があり、現代に至っても続けられている大切な行事と言えます。
日々の暮らしの中でも、人が集まり歓談する場には食べ物が添えられ、味と彩りによってさらに話は弾みます。当然のことですが、食物は人の生存に欠かすことができないものであり、私たちの生命を形作っているからこそ、食生活には時代や文化の影響が色濃く反映されます。今日のように飽食の時代であっても、自然環境や社会情勢の変化は少なからず食に影響を与えており、フードロス解消、地産地消といった「サステナブル(持続可能な)」を志向する動きが生まれています。そして、持続可能な食の在り方を突き詰めて考えてみると、自らの基盤となる土地や、そこに根付くコミュニティの重要性が浮かび上がってくるのではないでしょうか。先述の通り、食は共同体を一つに繋ぐ大切な役割を担っています。元来、「食」と「コミュニティ」は切り離すことができない関係にあり、これからの良き—地域社会暮らしのかたち—を創造するためにその関わりは必要不可欠であると考えます。
本展で紹介する作家は、いずれも作品から「食とコミュニティ」を想起させつつ、独自の角度からアプローチを行うことで、多様な可能性を提示してくれます。
展覧会での鑑賞体験を通して、これからの地域社会や暮らしについて考える契機となることを目指します。
※セイアンアーツアテンションとは、現代において注目すべきテーマを設定した総合芸術祭であり、キャンパス内に所在する複数のギャラリーを舞台に開催しています。2011年春のVOL.0から、今回で18回を数えます。また、本展は本学と本学同窓会(KAITSUBURI)との連携事業です。
2024年10月19日[土]
14:00—16:00(ギャラリーツアー)
16:00—18:30(レセプション)
2024年11月9日[土]
11:00—12:30(トークイベント)
12:30—16:00(レセプション)
01バスストップギャラリー
02スパイラルギャラリー
06アートサイトギャラリー
01バスストップギャラリー
02スパイラルギャラリー
05ウインドウギャラリー
04ライトギャラリー
06アートサイトギャラリー
2024 秋の芸術月間 セイアンアーツアテンション 17 共食 -Eating Together-
会 期| | 2024年10月15日[火]—11月9日[土]11:00—17:00 |
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休館日| | 日・月曜日 |
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会 場| | 成安造形大学【キャンパスが美術館】
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主 催| | 成安造形大学、成安造形大学同窓会 *【キャンパスが美術館】における大学と同窓会との連携事業の第七弾です。 |
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企画原案| | 加藤 賢治(成安造形大学副学長 / 本学教授 / キャンパスが美術館館長) |
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ディレクション| | 田中 真吾(成安造形大学 専任職員 / キャンパスが美術館学芸員) |
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展示コーディネート| | 近持 久世(成安造形大学 技能職員 / キャンパスが美術館学芸員) |
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デザイン| | 藤井 良平 |
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