美術領域現代アートコースでは毎年前期に、3年生によるリレー形式の個展を行います。

今年度は7月の間、7名の個展を開催します。

リレー個展は、学生主導のもと作品制作だけではない、広報・運営・記録といった展覧会全体に目を向けた活動を行っています。

7月11日（火） ～ 7月16日（日）の期間は、ツジイマキによる個展「生活と条件と循環と体内　ぽかぽか、連鎖と不安と行為　じしんと憩」を開催致します。

《ご来館のお客様へのお願い》

マスクの着用は個人のご判断となります。

発熱時、体調不良の際はご来場を控えていただくようお願いいたします。

大学に入り、私は、わずかながらアートについて学びました。

どんな作品にも大体はコンセプトがあり、そこには作者が意図しなくとも今までの美術史が関連しており、時代を超えた縦の繋がりが面白いと思う反面、窮屈にも感じました。率直に自分が良いと思うもの、自分がこだわって作ったビジュアルの作品を見て、惹きつけられて欲しいと思ったのです。

本作品は、私が数年の間、扱ってきた形と構成、魅力的だと感じる色と素材をもとに作られました。

何者でもないような、なにかになっていきそうな、どこか心地が良いような、でも、なんか良い。

作品と向き合って作品に対して何を考えられるのか、深めて頂けると幸いです。これもコンセプトになるのですが。