2022年7月12日[火]—7月17日[日]
11:00–19:00
美術領域現代アートコースでは毎年前期に、3年生によるリレー形式の個展を行います。
今年度は7月の間、7名の個展を開催します。
リレー個展は、学生主導のもと作品制作だけではない、広報・運営・記録といった展覧会全体に目を向けた活動を行っています。
7月 12日(火)~ 7月 17日(日)の期間は、中村悠太による個展「中村悠太」を開催致します。
《ご来館のお客様へのお願い》
ご来場の際には、会場入口での検温、氏名、連絡先の記入をお願いしています。
また、マスク着用、手指消毒、入場制限など感染予防のご協力をお願いします。
アイデンティティをテーマにして、名前とインターネットをキーワードに作品を作った。
「名前を明かす」という行為が他者に対しての重要な自己開示であるように、アイデンティティについて考える上で、名前は極めて根幹にある対象ではないだろうか。まったく違う環境を生きる他者に対して、同じ名前を持っているという奇妙なつながりが、否応にも自分自身を意識させられることを面白く感じた。
一方で、インターネット登場以降の自己の揺らぎ方も重要な要素だと感じている。SNSは単に、自己を公に表出させるだけでなく、そこでは加工や演出によって半ば虚構化された、世間の理想に合わせた自己が横溢する場となっている。その極地としてなりすましの悦楽があり、まったく関係のない人物が他者の顔と名前を使って、まるで本人のように振る舞いながら日常をツイートする。そこには、自分ではない存在になりきることで欲求を満たす歪んだアイデンティティの姿がある。SNSは人と繋がるツールである一方、なりすましやフェイクニュースの横行によって、個人を示す名前や顔が曖昧になり、幻想化する場となっている。
それらを踏まえて、ネットで検索した「なかむらゆうた」90人を合成し、平均値化されたものを3Dプリンターで造形し、今の自己を探った。
(作家コンセプトボードより引用)
美術領域リレー個展 中村悠太「中村悠太」
会 期| | 2022年7月12日[火]—7月17日[日] |
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時 間| | 11:00–19:00 |
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会 場| | 成安造形大学【キャンパスが美術館】
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主 催| | 成安造形大学美術領域 現代アートコース |
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