2022年7月12日[火]—7月18日[月]
11:00–18:00
美術領域現代アートコースでは毎年前期に、3年生によるリレー形式の個展を行います。
今年度は7月の間、7名の個展を開催します。
リレー個展は、学生主導のもと作品制作だけではない、広報・運営・記録といった展覧会全体に目を向けた活動を行っています。
7月 12日(火) ~ 7月18日(月)の期間は、kekkokingによる個展「Uterus」を開催致します。
《ご来館のお客様へのお願い》
ご来場の際には、会場入口での検温、氏名、連絡先の記入をお願いしています。
また、マスク着用、手指消毒、入場制限など感染予防のご協力をお願いします。
人体の子宮をモチーフとするそのオブジェは、展示室内いっぱいの大きさをもち、円柱の両端を窄めたような形で膨らんでいます。
そのもの自体に子宮を表すほどの具体性は備わっておらず、素材は薄いビニールでできており、軽く、僅かな風でゆらゆら動き続けています。よって、自らの身体と精神、生命の所在を問うようなモチーフを選びながら、そうしたモチーフに現れがちな重苦く、痛切な表現は見受けられません。
そこには消失してしまいそうな不安定さがあると同時に、何かそれ自体生き物にも見え、脈々と流れる生命力と確かな存在を帯びています。
表現するため選ばれた軽く脆い素材は、扱うモチーフとの距離を感じさせますが、しかし不思議とその差異が心地よい感覚を与え、新たな可能性を示しているように見えます。
このオブジェは人が中に入り、鑑賞することができます。
自身が何を思うのか、ぜひご体感ください。
美術領域リレー個展 kekkoking「Uterus」
会 期| | 2022年7月12日[火]—7月18日[月] |
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時 間| | 11:00–18:00 |
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会 場| | 成安造形大学【キャンパスが美術館】
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主 催| | 成安造形大学美術領域 現代アートコース |
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