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美術領域リレー個展
壊に直
「生誕祭」

2021年7月5日[月]—7月9日[金]
11:00—19:00

展覧会概要

 

美術領域現代アートコースでは毎年前期に、3年生によるリレー形式の個展を行います。

今年度は6月〜7月の間、11名の個展を開催します。

リレー個展は、学生主導のもと作品制作だけではない、広報・運営・記録といった展覧会全体に目を向けた活動を行っています。

7月5日(月)~7月9日(金)の期間バスストップギャラリーでは、壊に直による個展「生誕祭」を開催致します。

 

新型コロナウィルス感染症の影響により、学外からの入館には日時指定の事前予約が必要です。(当日不可)
学外からお越しの方はメールフォームまたは表記のQRコードに必要事項をご記入の上お申し込みください。

https://form.run/@seian-artlab-relaykoten2021

 

 


 

わたしのお誕生会へようこそ♡
あなたがここに居てくれてとても嬉しい!
私が生きてきて、ここまで来れたことはもっと嬉しい♡
(作家芳名帳前書きより引用)

 

会場入口に置かれている芳名帳台には2021.07.05(月)12:33に撮影され誕生祭と書き加えられた、壊に直本人の自撮りが飾られています。

会場を見渡すと、喪章としての遺影リボンがかけられた自撮り写真や絵画、「今まで作ったものまとめ」と記されたキャプションの添えてあるポートフォリオには、赤とショッキングピンクカラーの筆ペンで般若心経を写経した作品を見つけることができます。

Happy Birthdayとプリントされたバルーンと会場の床に散らばる打ち鳴らされたクラッカーの痕跡は、誕生を祝う喜ばしいムードだけではない、どこか不穏な気配を感じさせます。
空間に付き纏う、生の喜びの裏側にある死の気配の理由を、「この展覧会は生誕祭であると同時にお葬式である」と話す壊に直さんは、自身のある一つの経験から、死を選ばないためのひとつの方法として「壊すのではなく作品を作る」選択をするようになります。選択に伴う切実な気配が、会場に置かれている様々な作品から滲み出しているかのようです。

自身が、いまここで生きているというごく当たり前であり稀有である状態を、改めて認識させる展覧会です。

ぜひご覧ください。

 

出展作家

壊に直

展覧会の様子

展覧会詳細

美術領域リレー個展 壊に直 「生誕祭」

会 期|2021年7月5日[月]—7月9日[金]11:00—19:00
会 場|成安造形大学【キャンパスが美術館】
  • 01バスストップギャラリー
主 催|成安造形大学 美術領域 現代アートコース
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