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美術領域リレー個展
桑原 歩美
「ばぶ らぶ」

2021年6月29日[火]—7月2日[金]
11:00—19:00

展覧会概要

 

美術領域現代アートコースでは毎年前期に、3年生によるリレー形式の個展を行います。

今年度は6月〜7月の間、11名の個展を開催します。

リレー個展は、学生主導のもと作品制作だけではない、広報・運営・記録といった展覧会全体に目を向けた活動を行っています。

6月29日(火)~7月2日(金)の期間バスストップギャラリーでは、桑原歩実による個展「ばぶ らぶ」を開催致します。

 

新型コロナウィルス感染症の影響により、学外からの入館には日時指定の事前予約が必要です。(当日不可)
学外からお越しの方はメールフォームまたは表記のQRコードに必要事項をご記入の上お申し込みください。

https://form.run/@seian-artlab-relaykoten2021

 

 


 

「動物はお金で買うことができる。では人間は?」

本展示は、複数の画像と印刷物を組み合わせて制作されたコラージュ作品です。
作品写真で使用されている赤ちゃんは、出品作家である桑原さん自身と、許可を得て使用している桑原さんの知人の、幼い頃のものです。

倫理に反すると切り捨てることが簡単である当初の問いかけに、「その答えはかりそめの調和ではないか?」とさらに本作品は私たちに問いかけてきます。リレーショナル・アートの関係性に美を認めたキュレーター、ニコラブリオーの著書「関係性の美学」を批判した美術批評家クレアビショップは、論文「敵対と関係性の美学」の中で"議論が封じられ対立関係が排除される社会は、真に民主的とはいえない"ということを書いています。(「敵対性」とは、社会学者エルネスト・ラクラウとシャンタル・ムフにより考えられた概念であり、この二人は、真に民主的な社会とは討論や議論ができる土壌がしっかり存在する社会である、と唱えました。)

展示されている写真の幼子が発するような問いかけへ、私たちはどういった答えを出すことが出来るでしょう。
本作を他人ごととして通り過ぎることができなかった一人一人が対峙し、対話を重ねるべきではないでしょうか。

出展作家

桑原 歩美

展覧会の様子

展覧会詳細

美術領域リレー個展 桑原 歩美 「ばぶ らぶ」

会 期|2021年6月29日[火]—7月2日[金]11:00—19:00
会 場|成安造形大学【キャンパスが美術館】
  • 01バスストップギャラリー
主 催|成安造形大学 美術領域 現代アートコース
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