キャンパスが美術館

ARCHIVE展覧会アーカイブ

  1. HOME
  2. 展覧会アーカイブ
  3. 美術領域リレー個展 田中暁子展「もういちど名づける」

美術領域リレー個展 田中暁子展
「もういちど名づける」

2020年9月22日[火]—9月25日[金]
12:00—19:00

展覧会概要

美術領域現代アートコースでは毎年、3年生によるリレー形式の個展を行います。

リレー個展は、学生主導のもと作品制作だけではない、広報・運営・記録といった展覧会全体に目を向けた活動を行っています。

2020年 9月 22日[火]—25日[金] の期間は、田中暁子による個展「もういちど名づける 展」を開催致します。

 

 

新型コロナウイルス感染症の影響により、学外の方の入館には日時指定の事前予約が必要です。
学外からお越しの方はメールフォームに必要事項をご記入の上お申し込みください。

https://form.run/@seian-artlab-relaykoten2020

 

 


 

本展示は黒マジックで塗りつぶされた書面見開きテキストが拡大コピーされた印刷物と、印刷物面に残された単語を組み合わせた紙面、その原本から構成されるインスタレーション作品です。
展示室入口に設置された原本を開くと、塗りつぶされたテキストページそのものを直接見ることができます。

誰もが扱いやすい機能をもつ反面、記号的でありブロックの積み重ねでしかないという無機質さも持ち合わせる"言語"に興味があるという田中さんは、言語表現の乏しさからくる意見のくい違い、気持ちのすれ違いにジレンマを感じると言います。
そのジレンマを表現に起こすため、無数に存在する書籍の中からひとつの見開きを選択し、その開かれたページからある一単語を残し、他の文章をマジックで消すという手法をとります。
一見すると文書改竄の黒塗りのように見え、政治的な意図を疑う人も多いのではないでしょうか。
ですが、田中さんがマジックで文書を塗りつぶす意図は無残に消された改竄書類とは真逆で、ひとつの単語を選択することの重み、自分の言いたいことを丁寧に抜き取る選択の積み重ねを想起させます。
直線的な語り口を解体する試みとしてダダイストたちが生み出したカットアップ手法がありますが、田中さんもまた自身の言語へのリアリティを追求するため独自の手法で言語の解体、再構築=「もういちど名づける」ことを行います。
人類が生み出した装置としての言語は、語彙を増やし本質を言い当てようとすればするほど、本質の周辺を語ることしかできないという矛盾を含んでいます。
言葉は性能の悪い送受信機であるという側面を忘れることなく日々の生活を営むことで、私たちはこの先出会う他者とこれまでとは少し違った角度の対話ができるのではないでしょうか。

 

 

出展作家

田中暁子 | Tanaka Akiko

展覧会の様子

展覧会詳細

美術領域リレー個展 田中暁子展 「もういちど名づける」

会 期|2020年9月22日[火]—9月25日[金]12:00—19:00
会 場|成安造形大学【キャンパスが美術館】
  • 06ギャラリーアートサイト
主 催|成安造形大学 美術領域 現代アートコース
PAGE TOP