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美術領域リレー個展 米田詞保展
「絵画ってなんだ」

2020年9月8日[火]—9月11日[金]
12:00—19:00

展覧会概要

美術領域現代アートコースでは毎年、3年生によるリレー形式の個展を行います。

リレー個展は、学生主導のもと作品制作だけではない、広報・運営・記録といった展覧会全体に目を向けた活動を行っています。

2020年 9月 8日[火]—11日[金] の期間は、米田詞保による個展「絵画ってなんだ 展」を開催致します。

 

 

新型コロナウイルス感染症の影響により、学外の方の入館には日時指定の事前予約が必要です。
学外からお越しの方はメールフォームに必要事項をご記入の上お申し込みください。

https://form.run/@seian-artlab-relaykoten2020

 

 


 

本展示は、壁面に取り付けられた複数のキネティックアート(動く・または動くように見える美術作品)と、中央に置かれた紙屑とゴミ箱の立体で構成されています。
「selection」と名付けられたインスタレーション作品は、バラバラな速度で回転するモーターの先に米田さんが影響を受けた名画をプリントしたパネルボードが突き刺さっています。絵画をひとつの面として平均的にみるために回転を加えた、と話す米田さんは、泉、モナリザ、水辺70、米田さんの高校美術の先生が書かれた油彩、など、自身の記憶からイメージを選択しています。

回転を見つめ続けることでイメージが崩れていくと同時に、ロトレリーフのように新たな立体的イメージが現れる錯覚を引き起こします。
また中央にはゴミ箱が置かれ、その周囲に選択され得なかったイメージとして名画をくしゃくしゃに丸めた用紙が投げ捨てられています。
これらは米田さんが意図して選ばなかった作品たちであり、この丸められた紙面状の名画にも自身のストーリーが存在します。

フランツ・カフカ著「こま」のなかに回っているコマを捕まえては地面に放り投げるおかしな哲学者が登場しますが、ゆっくり回転しているものを見つめる時、私たちはめまいを感じながらも動きに魅せられ、目の前のことについて深く考えてしまいます。

展示空間内で、イメージの動きや時間の流れにも考えを巡らせてみてください。

 

出展作家

米田 詞保 | Yoneda Siho

展覧会の様子

展覧会詳細

美術領域リレー個展 米田詞保展 「絵画ってなんだ」

会 期|2020年9月8日[火]—9月11日[金]12:00—19:00
会 場|成安造形大学【キャンパスが美術館】
  • 06ギャラリーアートサイト
主 催|成安造形大学 美術領域 現代アートコース
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