風景を視るとき、実際に目にしているイメージの背後には、捉えきれない膨大な世界が広がっている。

「視ること」に伴い、自分が持つ不可視の感覚と、自分自身の内界と外界を繋いでいるもの、その関わりを絵画の中に表したい。

近年は風景を視る「時間」について考えながら制作をしています。

同じ場所を複数回に分けて異なる時間帯に視る、同じ場所を長時間見続けることなど、時間と視るイメージのズレなどに興味が生まれています。

そうしたズレを取り込んだ新作を数点出展できればと考えています。

(西田 優史)

西田 優史 | NISHIDA Masafumi

1994　兵庫県生まれ

2017　京都精華大学芸術学部 造形学科洋画コース　卒業

2019　京都市立芸術大学大学院 美術研究科 絵画専攻　修了

主な個展

2022　「西田優史展」Oギャラリーeyes/大阪

2018　「絵画の場所」HEartY Gallery/群馬

主なグループ展

2022　「トゥールビヨン20」Oギャラリーeyes/大阪

2018　「canvas in visions」FLORE Artist Galley/兵庫

2017　「掃除と展示」アトリエ9 /京都

参考作品

《 Tide＃2 》F130
1940×1620mm/キャンバスに油彩/2022

《 Untitled (21-3) 》M10
530×410mm/キャンバスに油彩/2021

《 Untitled (21-4) 》M10
530×410mm/キャンバスに油彩/2021