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キャンパスが美術館企画展
復元模写プロジェクト作品

2022年6月3日[金]—7月2日[土]

05ウィンドウギャラリー

《牛窓神社絵馬 牛若丸と弁慶》復元模写

展示概要

 

 ギャラリーウインドウでは、元成安造形大学教授 吉村俊昭先生の協力を受け、2021年まで継続されていたプロジェクト授業科目「日本画伝統技能」の成果を展示します。

 

 

復元模写について

 一般に文化財として重要絵画の模写は、現在の状態を保存する目的で行われることが多く、基本は絵の具の剥落や欠損などを含めて現状をありのまま模写します。絵馬は信仰にかかわる資料でもあり、かつ奉納当時の人々の生活が伺える民俗資料として捉えられることが多いため、その史料価値や学習効果を高める目的として、推測が可能な限り奉納された当初の状態を目指して復元されます。  現状模写も復元模写も、単純に描かれたものを写して新たに描くだけではなく、特に復元は、使用されている表現技法、絵の具等描画材料や支持体についても分析研究し、奉納当時の風俗や描かれている内容も十分に理解したうえで、作家なりの解釈を付け加えて描きます。技能だけでなく、時には絵画史、文化史、古典文学、図像学や衣服、武具などの知識も必要になり、幅広い素養が求められる作業と言えるでしょう。

 

 

プロジェクト授業について

 模写の学修全体を総括すると、日ごろは個人で取り組み完結する作品制作を行っていますが、大規模模写のように共同で同じ表現と完成を目指して取り組む制作は、自らの表現についてあらためて問い直す機会となります。取り組みの仲間うちで技量の高さや経験のあるものが初心者に指導するという、学年や経験枠を超えた学びのつながりができたことも新しい経験となったといえます。古典的な技法を学ぶことは、個々の作品制作に直接結びつくものではないですが、作品研究のなかで示唆するところがあるのではないでしょうか。

 

 

ー吉村先生による解説文より

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