「切る」と「織る」、異なる手法の現在進行形が、ひとつの空間で出会います。
「切る」は、亀井 麻里の、紙コップや紙皿、紙パックなど、身近にあるものを、あっという間に姿を変えアート作品にするカットワークの手技の妙。今回は植物が生い茂るように、ギャラリーを埋め尽くすインスタレーションと映像、公開制作で見せます。さらには来場者によるカットワークの数々も加え、作品は日々増殖していくことになります。
「織る」は、松村 綾子のタペストリー公開制作。タペストリーとは、織物による壁面装飾であり、絵画的表現でもあります。
通常の絵画制作と異なり、レンガを積み上げるように下から順に緯糸(よこいと)を織り込んで行く、気の遠くなりそうな日々の単純作業の繰り返しによって成されます。
今回はアトリエをギャラリーに移し、制作行程の一部始終を公開します。はたして会期中に完成できるのか?来場者とともに注目していきます。
SEIAN ARTS ATTENTION Vol.2 「MAKING 連なる行為がつくること」 cutting / weaving
会 期| | 2012年5月20日[日]—6月17日[日]12:00—18:00 |
---|
会 場| | 成安造形大学【キャンパスが美術館】
|
---|
企 画| | 空間デザイン領域 テキスタイルアートコース教員 田辺 由子 |
---|