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  3. SEIAN ARTS ATTENTION Vol.6 ステファン・ドゥ・メデロス|Stéphatne de Medeiros

展示概要

最初に「神」というのは言葉である故に、「神を作り出したのは言葉である。」
鏡は「dog/god (犬/神)」と信仰者の両方を映し出す。実際にヘブライ語では「hitpalel(祈る)」とは「反射的、あるいは再帰的な形」をも意味する。

私は人間が神と猿の混血だいう考えが気に入っている。しかしながら、それは答えというよりも質問として好きなのだ。
猿は少なくとも不完全な人間、すなわち言葉を持たない人間に言及するものだといえる。
一方で、ハサミは神聖さという概念に言及するものだ。なぜなら、「神聖さ」とは俗世からの「隔絶」でもあるからだ。

In the first place, "god" is a word. As in "the word was made God".
The mirrors refers both to the mirror reflection of dog (god) and the prayer. In fact in hebrew the word "to pray" "hitpalel" is a réflexive form.

I like to think about human as a mixture between god and monkey. Although this is more a question than a response to . The monkey at least may refer to an incomplete form of human, a human without words.
The cisus refere to the idea of holiness. "Holiness" means "séparation".



 ステファン・ドゥ・メデロスは哲学的、言語学的な視点によって、歴史や科学、宗教的な伝承、神話や映画、日常的なニュースや事物の間に奇想天外な繋がりを見いだし、作品化してみせる。手法はオブジェ、インスタレーション、パフォーマンスなどが多い。

 本展では、ノアの箱船伝承に基づく不思議なインスタレーション《3,14 is a camel number》を出展する。犬の餌入れ皿から突き出たハサミを持つ人間の腕の左右には二つの水道のシンクが設置されている。英語では「Ark」というノアの箱船は、ヘブライ語では「Teva」で「言葉」という意味も持つ。「Teva(言葉)」には空間的広がりはないが意味の深さがあり、文字の数値を足して隠された意味を伝えるヘブライ語の手法、回文、ダジャレ、語呂合わせ、鏡文字、牛耕式などで遊ぶことができる。「God(神)」の反対は「Dog(犬)」であることから「Ark(箱船)」はフランス語の「Gamelle(犬の餌入れ皿)」となり、ハサミは聖域と俗世の切り離しを、反転した水道のシンクは鏡文字やノアの箱船の背景となった洪水を象徴する。本作は、現代の情報化と検閲の洪水から自らのプライバシーを守るために、言葉によるシェルター=ノアの箱船を作ることを提案しているのだ。

出展作家

ステファン・ドゥ・メデロス|Stéphatne de Medeiros


1972年 ベナン生まれ 兵庫県在住
1999年 パリ第1大学(パンテオン=ソルボンヌ)哲学芸術科DEA(修士)課程修了

近年の主な展覧会
2013年「 ニュイ・ブランシュ KYOTO 2013」(京都芸術センター|京都)
2011年「 Hors pistes Tokyo 2011」(M event space|東京)
2010年「 Happy End」(Kunsthalle|ゲッピンゲン)
2010年「 Kabukisenegal」(新宿眼科画廊|東京)
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