キャンパスが美術館


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  3. SEIAN ARTS ATTENTION Vol.8 6. 葛川明王院の太鼓まわし
撮影|寿福 滋

展示概要

「太鼓まわし」は、大津市坊村に位置する葛川明王院の本堂で、毎年7月18日に行われます。この日は、比叡山回峰行者の一行が、夏安居(げあんご)と呼ばれる明王院参籠の8日目にあたり、葛川地区の氏神である地主神社(明王院に隣接する)の例大祭の日となっています。日が落ちると、地主神社の氏子たちは各集落から大高張提灯を掲げて集まり、伊勢音頭を歌いながら、ゆっくりと時間をかけて参道を進み、本殿前に提灯を並べて献灯します。その後、明王院本堂 にて「太鼓まわし」が行われます。
展示では、デザイナー/アーティストである外山 央氏が、暗闇でおこなわれた「太鼓まわし」を音と光で編集し、サウンド・インスタレーションとし表現し展示しています。

出展作家

外山 央|TOYAMA Hiroshi

2005年より、グラフィック・デザイン、写真、映像、サウンドなどのメディアを用いて活動を行う。
2007年より、デザイナーズグループ「intext」に参加。
2009年より、アート/デザインユニット「softpad」に参加。

intextの活動として、これまでに、
「fount」(2012)、「book」(2013)の2枚のアルバムをリリース。
night cruisingからのコンピレーション・アルバム「tone」(2012)に楽曲提供。
主な展覧会に、
2016年「vanishing letters」standing pine(愛知)
2015年「VOLTA11」MARKTHALLE (スイス)
2012年「phono/graph」DORTMUNDER U(ドイツ)など。

展示の様子

展示詳細

監 修|加藤賢治(近江学研究所副所長)
石川 亮(近江学研究所研究員)
協 力|比叡山延暦寺、葛川民芸保存会(大津市葛川坊村)
プログラミング|真下 武久(メディアデザイン領域講師)
展示協力|真邊 崇行(メディアデザイン領域アシスタント)
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