展示概要
伊崎寺は、比叡山延暦寺天台宗の支院であり、琵琶湖に突き出た棹から飛び降りる「行」で知られています。これは千日回峰行と共に天台三大修験のひとつで、修行僧(行者)が琵琶湖に身を投じて大自然と一体となることや、飛び込んだ湖から再 び陸へと帰ることで「再生」の行として理解されています。
この展示では、棹先から見る視線に立った映像とドローイング、実物と同じ大きさの棹の上を歩き、実際に体感することができる作品を展示しています。
出展作家
棹の制作
監修:石川 亮(近江学研究所研究員)
制作:大滝山林組合(多賀町)、田辺木材工業㈱(長浜市)、㈲大森大工(長浜市)、㈱ダイエツ(甲賀市)、滋賀木材青年経営者協議会、谷一木材㈱滋賀事業部長浜工場
協力:上原行照 大阿闍梨(伊崎寺)
環状吊り金具
協力:上原行照 大阿闍梨(伊崎寺)、須原紀彦 祢宜(日吉大社)
映像の制作
監修:南 琢也(メディアデザイン領域准教授)、石川 亮(近江学研究所研究員)
小型無人航空機による撮影:松下 剛士(studio-PLUG)
映像撮影:辻 明生
編集:大内 清樹(メディアデザイン領域4年生)
撮影協力:翠緯 泰(メディアデザイン領域非常勤講師)、加納俊輔
協力:伊崎寺
絵図の複製制作
撮影監修:金澤 徹(キャンパスが美術館 館長、メディアデザイン領域教授)
撮影・プリント:奥村元洋(情報メディアセンター)
協力:上原行照 大阿闍梨(伊崎寺)