展示概要
大津市坂本の伝統的な石積みで知られる穴太衆 積みを撮影した立花常雄による写真作品です。ゼラチンシルバープリントでプリントされた300 点以上の作品が巨大な平面に並び立つ姿からは、銀塩印画紙に由来する光の堆積と「野面積み(のづらづみ)」より受け継がれた技巧の堆積との相関が平面の作品に力強さをもたらします。また1枚1枚の写真からなるタイポロジーにより、新た に日本的な地域・地場にある美しさというものを 感じとることができます。
出展作家
立花 常雄|TACHIBANA Tsuneo
1967年奈良県生まれ
1997年三重大学大学院人文社会科学研究科修士課程終了
主な展覧会に
2013年「2005–2013 写真へ」展 海岸通りギャラリー・CASO(大阪)
2011年「Exchange Osaka→Tokyo 鈴木崇・立花常雄2人展」SANAGI FINE ARTS(東京)
2010年「韓国写真学会主催写真展-photo speaks 2010」(ソウル)
2008年「赤目四十八滝」The Third Gallery Aya(大阪)
2007年「ビニールハウス-depth and sedimentation」The Third Gallery Aya(大阪)など。